札幌駅北口にある「GALLERY ESSE」(ギャラリーエッセ)で、アートを観ながら一涼みはいかがでしょうか?
◇8月6日(火)~8月11日(日)開催
新道展選抜作家による
「流動の形象の方へ」展
『私は、1994年に新道展の企画として「現存の形象」展を立ち上げました。久しぶりに新道展との共同企画となりました。今回はギャラリーエッセの協力を得て「流動の形象の方へ」としました。なにより様々なものが流動する現代を表象する新しい作品が生まれることを願って、このタイトルとしました。
さて美術家の仕事とは一体何でしょうか。それは自らが生きている現代を、いかに<かたち>や<いろ>で形象化することにあります。<かたち>は生命の幹となり、<いろ>が醸しだす響きと合して空間に流動を生みだしていきます。つまり造形形象には、その美術家のいま、ここに生きていることに対するメッセージが脈動しているのです。
今回は、素材も技法も異なる5人の美術家が、日々の営みに根を降ろしながら、自らの感性に宿ったものの表現に挑みます。美術家の感性と情念が宿った<かたち>と<いろ>。そしてなによりそこに孵化する新生空間。そこから瑞々しい息やあたたかい澄んだ光が溢れでて、画廊空間に満ちることを期待しております。』
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◇8月13日(火)~8月18日(日)開催
2019
「造形のフローラル」展
『「和の美」という言葉がある。その「和の美」には、<クールな美>があるという。つまり欧米にない素晴らしい美が存するというわけだ。
その<クールな美>の一つが、いけばな芸術である。これまでもいけばな芸術派、時代に変化に敏感に反応しながら発展してきた。
今回5人のいけばな作家が、組織の縛りから離れて、現代を意識した造形に挑むことになった。非花を主たる素材にしながら、そこからどんな革新的な思考が生まれるか多いに期待している。
造形とは、素材(物質)を自らの思考・観念に取りこみながら、今までにない新しい空間を創生することでもある。
そしてそれは、なによりも血の通った<いのちのかたち>を生みだす高次な行為でもある。
この斬新な試行が、参加した作家にとっても大きく羽ばたく契機になるであろう。それがいけばな世界にもいい意味で化学反応を及ぼすことを願いつつ......。』
(いずれも 詩人・美術評論家 柴橋伴夫氏による紹介文)
入場無料となっております。札幌駅より「エルプラザ」まで地下歩行空間を通ってくることができます。お気軽にお立ち寄りくださいませ。