2017年1月11日水曜日

『いのちのかたち・・・かもしれない展』~1月22日まで開催中です。

1月10日より1月22日まで『いのちのかたち・・・かもしれない展』を開催中です。







2017年1月10日火曜日

『いのちのかたち...かもしれない展』2017年1月10日より~作家メッセージ Vol.5

本日、2017年1月10日(火)より『いのちのかたち ... かもしれない展』を開催いたします。

「生命のリズム」をテーマにした、5人の表現者による「いのちの光」を盛り込んだ作品を展示します。

作家5人からのメッセージ、最終日です。


日野間  尋子(美術家)

人の存在を感じながら、ものを生み出している。
ドローイングが、自分と他者をつなぐ、ひとつの軌跡のようにも見えてくる。

本展では、目に見える‘もの’だけではなく、関係性の中におきてくる‘こと’を、障がい者の方たちとの共同制作をとおして、像に表してみたいと思います。

表現とは、自分の中にあるものと出会うこと。未知と出会うこと。
人の表現への欲求は、思いのほか強く、表現することは、生きることそのものなのかもしれません。





『いのちのかたち ... かもしれない展』
日程:2017年1月10日(火)~1月22日(日)    月曜休館
時間:11:00~17:00(最終日は16:00まで)

2017年1月9日月曜日

『いのちのかたち...かもしれない展』2017年1月10日より~作家メッセージ Vol.4

2017年1月10日(火)より『いのちのかたち ... かもしれない展』を開催いたします。

「生命のリズム」をテーマにした、5人の表現者による「いのちの光」を盛り込んだ作品を展示します。

作家5人からのメッセージをお伝えします。


加藤  宏子(彫刻家)

私は作品によって生命力を表現しようとしています。人間、動物、植物など、あらゆる地球上の生物を含め、それらを生み出した大地、地球、宇宙までその根源をたどりながらイメージをふくらませます。それらのものが持つ力、行為、他との関わり、終焉にまで意識が及ぶと、目の前のかたちから逸脱したとてつもなく長い時間を感じます。私たち人間が生きることができるわずかな時間は俯瞰の対象であり、うつりかわる姿や模様や、脈々とつながる永続性まで思い巡らせ、かたちに置き換えています。





『いのちのかたち ... かもしれない展』
日程:2017年1月10日(火)~1月22日(日)    月曜休館
時間:11:00~17:00(最終日は16:00まで)

2017年1月7日土曜日

『いのちのかたち...かもしれない展』2017年1月10日より~作家メッセージ Vol.3

2017年1月10日(火)より『いのちのかたち ... かもしれない展』を開催いたします。

「生命のリズム」をテーマにした、5人の表現者による「いのちの光」を盛り込んだ作品を展示します。

作家5人からのメッセージをお伝えします。


高橋  佳乃子(画家)



新緑の街並に恵みの雨が降り注ぎ、その温かさとやさしさに触れた日には、これからの一日一日を忘れないようにしなければと思う。
朝日を浴びてあらゆるものが、キラキラと光に満ちて輝く日には、その光景にふさわしい言葉を探そうと思う。
シジュウカラの鳴き声と二羽で遊ぶところを見た日には、その姿をしっかり目に焼き付けようと思う。
ナナカマドや芙蓉の花が色づく頃には、忘れかけていた過去の匂いが蘇り、その9月独特の哀感を含んだ匂いは確かにあると思う。
林の中でドングリがいたる所に落ちていて、ポケットいっぱい拾った日には、その緑の色と苔の感触を覚えていようと思う。
めぐる季節うつろう四季の中で、野の花を眺め、触り、手にとり、香りを楽しみ、自分の気持ちと重ね合わせ、色や形でキャンバスに記憶をとどめよう。
まだ見たことのない不思議な場面や出来事に出会うために。





『いのちのかたち ... かもしれない展』
日程:2017年1月10日(火)~1月22日(日)    月曜休館
時間:11:00~17:00(最終日は16:00まで)

2017年1月6日金曜日

『いのちのかたち...かもしれない展』2017年1月10日より~作家メッセージ Vol.2

2017年1月10日(火)より『いのちのかたち ... かもしれない展』を開催いたします。

「生命のリズム」をテーマにした、5人の表現者による「いのちの光」を盛り込んだ作品を展示します。

作家5人からのメッセージをお伝えします。


瀬川  葉子(美術家)

「森で生起すること」
私が使用しているのは薄いボール紙。
つるりとした表面、0.5ミリほどの厚みが薄茶色の層になっている。
手触りが好ましい。
ペンで描いても、筆で絵の具を塗っても、ちぎっても面白く、さりげない表情を見せ、絵の具が滲みるとぱりっと固く、樹皮のようになる。
紙は樹からできていることを思う。
今回は森をテーマにしているが、そのものを描いてはいない。
惹かれるが、私には分からないことばかり。
住んでいる住宅地の合間に残された林、公園に残された数十年は経っていると思われる大きな樹、散歩のひと休みに根元に座る。憧れても森の奥深くに入っていくことはできない。遠くから見ている。
大きな樹が、時には二百年もそこに立ち続けていることに、尊敬と不思議を感じる。
微細な生命がうごめき、風が吹くと葉や花粉、種子、目に見えない何かが飛び交っているのがわかる。
制作の際、全体像は自分でも分からない方法の中、手探りですすんでいる。






『いのちのかたち ... かもしれない展』
日程:2017年1月10日(火)~1月22日(日)    月曜休館
時間:11:00~17:00(最終日は16:00まで)

2017年1月5日木曜日

『いのちのかたち...かもしれない展』2017年1月10日より~作家メッセージ Vol.1

2017年1月10日(火)より『いのちのかたち ... かもしれない展』を開催いたします。

「生命のリズム」をテーマにした、5人の表現者による「いのちの光」を盛り込んだ作品を展示します。

本日より、作家5人からのメッセージをお伝えします。


高橋  靖子(画家)


さてはとキャンバスに向かうが、まずは地塗りから始まり地色を決めて油絵具でしっかりと気に入る迄、塗り込む。そこに羽根みたいな形のものを描き、日付や天気、出来事などを記してゆく。文字とか数字が入ると画面に面白いリズムが生まれて来る。描き込む内に次第に早書きとなりチビた絵筆と一心同体で無中になっている私。

地色を残ることも忘れて、又やってしまった、描き過ぎなんだよな・・・私は・・・。何十年続けて来ても繰り返す癖みたいなもの、これが-ワタシ-なのか。そう思うしか無いのである。

大好きな素材の一つは古切手。ギザギザの縁とスタンプの跡、地球の裏側からも届く切手の力はすごい。画面に一枚貼っただけでも緊張感が生まれる不思議な感覚に助けられている。





『いのちのかたち ... かもしれない展』
日程:2017年1月10日(火)~1月22日(日)    月曜休館
時間:11:00~17:00(最終日は16:00まで)