2018年7月30日月曜日

「いのちのかたち…かもしれない展」作家メッセージのご紹介1


8月7日(火)から8月19日(日)まで「いのちのかたち…かもしれない展」が開催されます。


「いのちのかたち…かもしれない」をテーマとした、5名の女性美術家による展覧会です。


開催にあたって、本日から1名ずつ、作家メッセージをご紹介します。

今回は画家の高橋佳乃子氏のメッセージをご紹介します。



キャンパスを傾斜させ、絵具を流す。
流れに沿って表情を変える線。
作為的にならないよう、タイミングを計りながら繰り返す。
繰り返すことで、いつしか混沌としていたものが単純化され、
遠い過去の記憶が、線と色彩とフォルムと繋がり可視化される。
人は古代からそれぞれの思いの中で、美術と関わり自分を知ることで他者と出会い豊かさを求めてきたと伝えられる。
私が今ここにいつ不思議と、かけがえのない日々を重ねキャンバスに気持ちを託し深めていきたい。